穴水を綴る
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特集 2023.02.10

「まいもんきっぷ」で能登の魅力を堪能してきた!

のと鉄道と街歩きを通して、能登・穴水の魅力に迫る

のと鉄道1日フリーきっぷと、穴水・街歩きサービスがセットになった『のと鉄道、穴水・街歩き「まいもん」きっぷ』(以下、「まいもんきっぷ」という)の販売が1月21日(土)よりスタートしました。
それに伴い、長野出身で富山在中の制作スタッフKが、まいもんきっぷと膝栗毛のアプリを使って、穴水街歩きを決行!
今回はそんな1日をご紹介します。

はじめに

まず、このサービスは無料版と有料版があります。
違いは、有料版にはのと鉄道1日フリーきっぷと、穴水町の飲食店で特典が受けられるという嬉しいメリットがあります。
無料版は膝栗毛のアプリをインストールすればOKです。でも、やっぱりおすすめは有料版。
なんせ、税込1,800円でのと鉄道1日乗車券と飲食店で特典サービスが受けれるからです…!
海岸沿いを走る電車からの景色は圧巻です。まだのと鉄道を乗ったことがない方は有料版をおすすめします。

七尾駅・和倉温泉駅できっぷを購入

有料版で楽しむとなれば必要なものは「まいもんきっぷ」です。
まいもんきっぷの購入場所は2つ。
七尾駅観光案内所
和倉温泉駅観光案内所
営業時間は、 9:00〜16:00です。
予約が必要ではないので乗車日に購入でき、前もって購入することも可能です。
ということは、和倉温泉で宿泊されている方がフラっと当日購入しても行けちゃう訳ですね。
ちなみにスタッフKは前もって購入しました。
その理由は、花咲くいろはのラッピング列車に乗りたかったから…!
※のと鉄道のサイトにてラッピング列車の運行予定時刻表が見れるので、気になる方はこちらでチェックしてみてください。
きっぷを購入すると、「まいもんきっぷの楽しみ方」チラシがもらえます。
チラシの手順に従って、膝栗毛アプリをインストールしたり、持ち物の準備をしましょう。
※膝栗毛コンテンツのマガジンを見て穴水町を予習するのもおすすめです。
※気になる飲食店を見つけたらあらかじめ電話をして営業しているか聞いてみましょう!
特設サイトもあるので時間があれば覗いてみましょう。

のと鉄道に乗車

とうとう出発です!
花咲くいろはのラッピング電車がかわいい…!

電車内もイラストがあちこちに…

膝栗毛の音声ガイドを堪能するためには、イヤホンも忘れずに!
持ち物は、スマホ、イヤホン、折りたたみ傘(北陸は天気が変わりやすいので注意)は必須です。
雪が残っている場所もあるので、滑らない安全な靴で旅にでかけましょう。

出発

膝栗毛アプリを起動し、『のと鉄道、穴水・街歩き「まいもん」きっぷでいく能登・穴水のみち』を選択、その後は「歩く」→「膝栗毛をスタート(のと鉄道コース)」のボタンを押せば準備完了です。
(詳細は、楽しみ方チラシを見てね)
あとはアプリからの通知をONにしておけば、チェックインスポットや音声ガイドスポットが近づくとお知らせしてくれるので、アプリに従って写真を撮ってチェックインしたり、音声ガイドを聞いたり、車窓からの美しい景色を楽しみましょう。

笠師保駅付近で聞くことができる音声ガイド
景色と音声ガイドを両方楽しめます!
能登鹿島駅で降車

終点穴水駅よりひとつ手前の能登鹿島駅で降車しました。
このエリアでは3つのチェックインスポットがあります。
鹿島神社
cafe&炭火焼なぎさガーデン
龍屋(たつや)
これまでは「のと鉄道コース」を選択していましたが、この3つのスポットは「穴水・街歩きコース」になるので、一旦「のと鉄道コース」を終了し、「穴水・街歩きコース」に切り替えて出発です!

鹿島神社

まるで海上に森が浮かんでいるような神秘的な雰囲気がある鹿島神社。
旅の安全を祈願してご挨拶。
ここはチェックインスポットなので写真を撮ってチェックインしましょう。

cafe&炭火焼なぎさガーデン

続いて向かうは、お昼ご飯を食べにcafe&炭火焼なぎさガーデンへ。
少し距離はありますが、海沿いなので歩いていてとても気持ちがいいです。
人気店なので11時OPENを目指していくか、あらかじめ予約をしておくとスムーズです。(電話予約は15時以降にしましょう)
スタッフKのおすすめはお刺身定食ですが、冬は牡蠣もあるので牡蠣1人前を頼んだり、魚を購入して炭火で焼いてもいいですね。(お店に着いたら、チェックインも忘れずに!)

数量限定のお刺身定食
炭火

美味しくいただいた後は、特典でドリンクがつきます。
お店の人に画面を見せて、ドリンクを注文しましょう。
画面下の「スライドして利用」を自分でスライドすれば完了です!

チェックインポイントが20文で、特典を受けるため10文を使いました。ここに来て食事をし無料でドリンクが飲めるのは嬉しいですね!

龍屋(たつや)

なぎさガーデンを出て、能登鹿島駅に戻る道中にあるのが龍屋です。
ここはインテリアデザイナーのオーナーが自ら施工したユーモア溢れる内装と、優しく面白いオーナーが魅力の古民家宿です。

外観
内装

宿の前は穏やかな海が広がり、波は静かで透明。息をのむほどの美しさです。
龍屋ではSUP(サップ)体験もでき、SUPも特典で割引になります。最近は女性の一人客も多く、「海と一体になれる」「大自然の中で一人、考えごとに集中できる」と大人気なんだそう。

海と宿の間にはカフェバーがあり、ランチやカフェとして利用可能です。
早速、特典でコーヒーを注文。
コーヒーを飲んでいる間、オーナーと色々なことを話しているうちに電車の時間が…!
「今度はかきピザ(予約なしで年中かきピザが食べられるそう!)を食べにきます…SUPも!」と急いでお店を出て、能登鹿島駅で穴水駅に向かう電車に乗車しました。

穴水駅に到着

能登鹿島駅から、「のと鉄道コース」に切り替え、最後の音声ガイドを聞きながら、終着・穴水駅に到着。
のと鉄道コースはここまでです!ここからは「穴水・街歩きコース」に再度切り替え、穴水駅にチェックインします。

この後、スタッフKは2つのエリアをまわりました。
・商店街
・潮騒の道(川島のボラ待ちやぐら)

商店街

穴水駅から5分ほど歩けば、商店街の入り口があります。

商店街はチェックインスポットがたくさんあるので、いろいろな場所を歩いてみてください。
※歩きスマホは大変危険ですので、安全な場所で立ち止まってスマホを確認してください。
また、ここでは音声ガイドを2つ聞くことができます。
風景を見ながら、音声ガイドを聞いて、穴水町の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

潮騒の道(川島のボラ待ちやぐら)

潮騒の道は穴水の町中を抜けた場所にあります。
周辺には、穴水町歴史民俗資料館や長谷部神社もあり、この2つもチェックインスポットなので時間がある方はぜひ寄ってみてください。

長谷部神社から歩いて5分ほどの距離に潮騒の道の入り口があります。
潮騒の道は、内浦の海沿いを歩くことができ、天気が良いと眺めも最高です。
川島のボラ待ちやぐらがこの道中にあります。
地元の方は散歩道として使われているようで、歩いているとすれ違い様に挨拶したりとちょこっと交流できました。
この場所でも音声ガイドを聞くことができるので、穏やかな海とボラ待ちやぐらを見ながら、より穴水を知ることができます。

遠いスポットを紹介

歩くのはなかなか難しいですが、バスやバイクなどを駆使すれば遠いスポットへ行くこともできます。
スタッフKが行ったのは下記3つのエリア。
能登長寿大仏
能登ワイン
中居

能登長寿大仏は、2003年に真和園に安置された青銅製の大仏です。
三重塔のほか、親鸞聖人、観音様、弘法大師等の11の仏像が安置されており、真和園11ケ所巡りとして参詣者に親しまれているそう。
園内から続く海岸沿いの「朱鷺のさんぽ道」もおすすめです。

能登長寿大仏(音声ガイド有)
階段を降りると朱鷺のさんぽ道へ行くことができます
朱鷺のさんぽ道から見ることができる景色

能登ワインは穴水町にあるワイナリーで、醸造所では見学やワインの試飲ができるほか、直売所では実際にワインを買うことができます。四季折々のブドウ畑も美しいので必見です。

中居には、中居ふれあいパークにあるボラ待ちやぐらや、能登中居鋳物館、旧海軍潜水学校七尾分校記念碑、牡蠣の料理を堪能できるCoast table(コースト テーブル)、さとりの道(鋳物の里として栄えた7寺2社をめぐる石畳の散策コース)などスポットが目白押しです!

中居のボラ待ちやぐら
昔はこのような感じで漁をしていたそうです

さとりの道の入り口に近い地福院から望む中居湾の景観(新中居八景)も是非見ていただきたい!
音声ガイドも聞くことができます。
また地福院には羅漢樹(らかんじゅ)があり、木の幹の隙間から心の綺麗な人だけが見える〇〇があると言われています・・気になる方は見に行って確かめてみてください。(スタッフKには見えました。笑)

地福院の羅漢樹(らかんじゅ)
 GOALの茶屋「四季彩々」

穴水を堪能していると、あっという間に夕暮れに。
貯めたポイント(文)を、景品と交換しに行きましょう!
交換場所の四季彩々は、17時半までなので遠くに行きすぎて帰りが間に合わないことだけは気をつけてくださいね。
店員さんに景品の画面を見せると景品と交換できます!
牡蠣ご飯のレトルトと、のと鉄道グッズをゲットしました。

牡蠣のレトルトは、移し替えてレンジ(500W)1分〜1分半。
もしくは、湯煎5分で美味しい牡蠣ご飯が食べられるとのこと・・・!
のと鉄道のグッズもかわいくて最高のお土産です。

旅は終了

帰りも、のと鉄道で穴水駅から七尾駅へ。
朝とはまた違う景色、車窓からの美しい夕焼けを眺めながら、今日1日を振り返りつつ、膝栗毛の日記を綴り投稿しました。
以上が、スタッフKがまいもんきっぷを使って、のと鉄道と穴水・街歩きを堪能した1日になります。

穴水町は、江戸幕府の直轄地(天領)や鋳物産業、水運・交通の要所として栄えた町です。
時代が変わり、その役目こそ終えましたが、これまでの歴史の上にいまの穴水町はあり、今では牡蠣や高級珍味「クチコ」はもちろん、能登ワインなど、穴水の風土を活かしたものが続々と生まれています。

また穴水町は自然とともに生きている町です。
町にはいくつもの橋がかかり、川が暮らしのそばにあります。穏やかな海も目と鼻の先にあります。
穴水町の人たちはそんな場所で暮らしています。
観光スポットだけではない、この町の魅力をたくさん、このまいもんきっぷを通して感じることができました。

みなさんも、この機会に是非、能登・穴水町へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後に

冬の穴水のイベントをご紹介します。
1月7日(土) 〜5月7日(日)は、「冬の陣・かきまつり2023」が開催しています。
上記期間中に、加盟店11店舗にて牡蠣のフルコースが4,180円(税込)で堪能することができます。

また、下記の日程では、「雪中ジャンボかきまつり2023」があすなろ広場で開催されます!
2月11日(土) 10:00~16:00
2月12日(日) 9:00~15:00
どちらも要チェック!詳細は特設サイトよりご確認ください。

上記のようなイベントに合わせていくのも良いですよね。
牡蠣のフルコースが気になる方は、まいもんきっぷに、牡蠣フルコースが付いて4,980円のお得きっぷもあるので、是非チェックしてみてください。(数量限定です!)

それでは、みなさん良い旅を!!次の記事でお会いしましょう〜!